また、千葉県の南東部、房総半島に位置する睦沢町(むつざわまち)に行ってみました。もちろん、このエリアに来たら、人口約7000人のこの町に2019年にオープンした「道の駅むつざわ つどいの郷」は外せないスポットです。今回も、イタリアンレストランや直売所、温浴施設など多目的な機能を備え、多くの町民が集う人気の施設、「道の駅むつざわ つどいの郷」を紹介します。
実は、千葉大学らの調査によると、この道の駅の利用者は、主観的健康感(自らの健康状態を主観的に評価する指標)が高かったという結果が出ています。
施設の入口の外観です。モダンでシンプルなデザインが特徴です。
道の駅むつざわ つどいの郷について
2019年9月に拡張・移転オープンした「むつざわスマートウェルネスタウン 道の駅むつざわ つどいの郷」は、中核施設である「道の駅むつざわ つどいの郷」のほかに防災広場、コミュニティ施設、ドッグラン、サイクルステーション、33戸の住宅(地域優良賃貸住宅)などで構成されています。これらの施設はPFI(BTO方式・一部のサイクルステーションやドッグランはBOO方式)によって建設・運営され、特定目的会社(SPC)「むつざわスマートウェルネスタウン株式会社」(代表企業:パシフィックコンサルタンツ)によって運営されています。
施設全体の案内図。各施設の配置が一目でわかります。
施設の外観は、自治体新電力による地場産の天然ガスを使ったガスコージェネレーション・システムを導入していることが特徴の一つです。このシステムにより、環境に優しいエネルギー利用が実現されています。
施設内の様子
施設内には、地場産の野菜や花卉を扱う直売所「つどいの市場」やイタリアンレストラン「Trattoria Due」、温浴施設「むつざわ温泉 つどいの湯」などがあります。
つどいの市場
温暖で豊かな房総の地で育まれた農水産物や加工品などを購入できます。睦沢町産のおいしいお米や、生産者が手塩にかけて育てた新鮮野菜、色とりどりのお花など、自慢の品々が揃っています。
営業時間は9:00から18:00までです。
つどいの市場の内部。色とりどりの花や新鮮な野菜が並んでいます。
つどいの市場で販売されている睦沢町産の加工品や農産物の一部です。
Trattoria Due・トラットリア ドゥーエ
Trattoria Dueの入口。温かみのある内装が食欲をそそります。
Trattoria Due・トラットリア ドゥーエは、睦沢町を中心とした地域の食材を活かしたメニューが提供されています。本格的な石窯ピザや、パスタ、スイーツなどを楽しむことができます。
営業時間はランチが11:00から14:00、カフェが14:00から18:00(土日祝は17:00まで)、ディナーが平日18:00から21:00(予約制、ラストオーダーは20:00)、土日祝が17:00から21:00(ラストオーダーは20:00)です。
むつざわ温泉 つどいの湯
温泉施設の入口。清潔感のある落ち着いた雰囲気です。
むつざわ温泉 つどいの湯は、地層のすき間に眠る、よう素を豊富に含んだ「かん水」と呼ばれる太古の化石海水を地場産天然ガスで温めた天然温泉です。露天風呂や源泉かけ流しの内湯、サウナ、お食事もできる琉球畳の休憩スペースもあります。
営業時間は10:00から21:00(最終入場は20:30)で、入場料は町内大人が600円、町外大人が800円、町内小中学生が300円、町外小中学生が400円、障害者が300円、幼児(未就学児)は無料です。
泉質は、含よう素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉)で、筋肉や関節の疲れやこわばり、冷え性、切り傷、末梢循環障害、疲労回復、健康増進、皮膚乾燥などに適応しています。
まとめ
「道の駅むつざわ つどいの郷」は、地域の特産品や食文化を楽しむことができるだけでなく、温泉やコミュニティ施設を通じて町民の健康と交流を促進する場となっています。訪れる人々にとっても、地域の魅力を感じることができる素晴らしいスポットです。