インターネット回線をこれから光回線にしようと考えている方や、今のネット回線から乗り換えを検討している方に向けて、光回線の基礎知識から契約・工事の流れまでをやさしく丁寧に説明します。通信に詳しくない方でも分かるよう、専門用語はできるだけ避けて噛み砕いて解説します。高速で安定した光回線について、メリット・デメリットや料金相場、工事内容、最新のトレンドまでまるごとチェックしていきましょう。


はじめての契約でも、これ読めば安心して進められそう!
自分にぴったりの回線、見つけられそうな気がしてきた♪
目次
インターネット回線の基礎知識(どんな種類があるか、光回線とは何か)
現在利用されている主なインターネット回線には、以下のような種類があります。
- 光回線(ひかり回線)… 光ファイバーケーブルを使った高速な固定回線。通信速度と安定性に優れ、家庭から企業まで幅広く使われています。
- ADSL回線… 電話線を利用した旧来のインターネット回線。最大通信速度は数十Mbps程度で、現在は新規受付を終了しているところがほとんどです。
- ケーブルテレビ回線(CATV)… テレビ共用の同軸ケーブルを利用。中速程度の通信が可能で、地域密着型のサービスが多いです。
- モバイル回線… 携帯電話の電波を使った回線。ポケットWi-Fiやホームルーターが該当し、工事不要です。
光回線とは、光ファイバーと呼ばれる細いガラスのケーブルを使って、光の信号でインターネットのデータをやり取りする回線です。高速かつ安定しており、日本国内でもっとも主流のインターネット回線になっています。
光回線のメリット・デメリット
【メリット】
- 通信速度が非常に速く、安定している
- アップロードも速いため、大容量データの送受信が快適
- データ使用量に制限がなく、動画も見放題
- 全国各地で広く提供されている
【デメリット】
- 開通工事が必要(立ち会いも発生)
- 引っ越し時には再手続きや工事が必要
- 初期費用がかかることもある(キャンペーンで無料のことも)
- マンションの配線方式によっては速度が出にくいこともある
通信速度の違いと目安
回線ごとの速度の目安は以下のとおりです。
- 光回線:最大1Gbps〜10Gbps。実測で数百Mbpsが期待でき、4K動画やゲームも快適。
- ADSL:最大50Mbps程度。現在はほとんど利用されていません。
- CATV:160〜320Mbps程度。光よりやや遅く、混雑で速度が落ちることも。
- モバイル回線(4G/5G):理論上は高速だが、実測では10〜40Mbps程度のことも。通信制限の可能性あり。
通信速度を重視するなら、やはり光回線がベストです。
料金相場(初期費用・月額費用・工事費など)
【月額料金の目安】
- 戸建て:4,000〜6,000円前後
- マンション:3,000〜5,000円前後
プロバイダー料金は込みのことが多く、スマホとのセット割を使うとさらに割安になります。
【初期費用の目安】
- 工事費用:15,000〜40,000円程度(キャンペーンで実質無料になることも)
- 契約事務手数料:3,000円前後
- 解約時の撤去費用など:数千円〜1万円程度
料金プランはタイミングによって変動するため、キャンペーン情報のチェックも重要です。

いろんなプロバイダがキャンペーンしてるよね。
地域によっても変わるので比較して自分に合ったプロバイダ探したいですね!
契約の流れ
- 提供エリアの確認
まずは、自宅が対象の光回線サービスの提供エリアかどうかを確認しましょう。各社の公式サイトで郵便番号や住所を入力すれば簡単に調べられます。希望の回線が利用できるか、早めにチェックしておくのが安心です。 - サービスの選定
楽天ひかり、ドコモ光、NURO光など複数の選択肢から、自分に合う回線を選びます。スマホキャリアとセットで割引があるサービスも多く、月々の通信費を抑えるためには重要なポイントです。 - 申し込み
インターネットや家電量販店などで申し込みができます。特に引っ越しの場合は、正確な住所や建物名、部屋番号までしっかり伝えておきましょう。申込方法によっては特典が付くこともあります。 - 工事日の調整
申込後、工事業者から日程調整の連絡が入ります。都合の良い日に工事担当者が訪問できるよう、立ち会い可能な日時を数パターン準備しておくとスムーズです。 - 工事・開通
作業員が自宅に訪問し、光ケーブルの引き込みや機器の設置を行います。作業時間は通常1〜2時間程度で完了し、その場でネットが使えるようになります。 - Wi-Fiの設定
工事後は、Wi-Fiルーターを接続すればすぐにインターネットが使えます。機器の設定が不安な方は、サポートや取扱説明書を参考にすると安心です。
工事内容と注意点
【主な工事内容】
- 建物への光ケーブル引き込み
- 室内への光コンセントの設置
- ONU(終端装置)の取り付けと接続
- 接続確認とネット利用のテスト
【注意点】
- 賃貸物件は事前に管理会社や大家さんの許可が必要
- 作業スペースの確保(コンセント周りの家具をどけるなど)も忘れずに
- 無派遣工事(機器のみ送付)の場合は立ち会い不要で早期開通が可能
工事について不安がある場合は、申込時に事前相談もできます。
最近のトレンドと利用者の傾向
- 固定インターネット回線の主流は光回線。ADSLなど旧式回線からの乗り換えが進んでいます。
現在は光回線が一般家庭の主流となっており、全国的にADSLなど旧式の回線からの移行が着実に進んでいます。 - ドコモ光、auひかり、楽天ひかりなど、スマホキャリアと連携した光サービスが人気です。
スマホとのセット割引が使える光回線が注目されており、通信費をまとめて節約できる点が多くのユーザーに支持されています。 - 10Gbpsなど超高速サービスも都市部を中心に拡大中。
1Gbpsを超える超高速プランも登場しており、特に都市部を中心に提供エリアが拡大しています。 - ライフスタイルに合わせて、モバイルWi-Fiとの併用も増えています。
引っ越しが多い方や外出先でネットを使いたい人には、モバイルWi-Fiとの組み合わせ利用も一般的になっています。
光回線がぴったりな人とは?
光回線は「速くて安定」「使い放題」「セット割でお得」と、現代のインターネット生活にぴったりの回線です。
- 家族で同時にネットを使う
- テレワークやリモート学習がある
- 高画質動画を快適に見たい
という方には、間違いなく光回線がおすすめです。
ここからは、数あるサービスの中から「楽天ひかり」について、料金やキャンペーン、他社との比較などを詳しくご紹介します。
楽天ひかりとは?
楽天ひかりは、楽天グループが提供する光回線サービスです。NTTの「フレッツ光」回線を利用している「光コラボレーション」タイプなので、全国のフレッツ光提供エリアならどこでも使えます。
主な特徴
- 楽天モバイルユーザーなら1年無料(期間限定キャンペーン)
- 月額料金が比較的リーズナブル
- 契約期間の縛りがない(解約金なし)
- 楽天ポイントが貯まる&使える
通信品質はフレッツ光ベースなので、エリアや住居タイプによって大きな差は出ません。
月額料金を他社と比較!
回線サービス | 戸建てタイプ(月額) | マンションタイプ(月額) | セット割あり? |
---|---|---|---|
楽天ひかり | 5,280円 | 4,180円 | 楽天モバイルと併用で1年無料 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 | ドコモスマホとセット割可 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 | ソフトバンクスマホとセット割可 |
auひかり | 5,610円 | 4,180円〜 | auスマホとセット割可 |
NURO光(関東等) | 5,200円 | 5,200円(共通) | ソフトバンクスマホ割引対応 |
※いずれも税込・2025年4月時点の標準プランで比較
楽天ひかりの料金は、他社と比較しても平均的か少し安い部類。特に、楽天モバイルを使っている人は「1年間無料」になるキャンペーンが強烈にお得です。
楽天ひかりのメリット
1. 楽天モバイルユーザーは1年無料
これが楽天ひかりの最大の魅力と言っても過言ではありません。楽天モバイルを契約している方であれば、楽天ひかりの月額基本料金がなんと1年間無料になります(※キャンペーン適用条件あり)。たとえば戸建てプランの場合、5,280円(税込)×12か月で約6万3,000円分の節約に。スマホと光回線の両方を楽天にまとめれば、通信費を大幅にカットできるため、乗り換える人が年々増えています。
2. 契約期間の縛りなし&解約金ゼロ
一般的な光回線では「2年契約」や「3年契約」といった契約期間の縛りがあり、途中で解約すると違約金が発生するケースもあります。しかし楽天ひかりは、そうした契約縛りが一切なし。解約金もゼロなので、「引っ越しが多い」「お試しで使いたい」「気軽に契約したい」といった方にもぴったりです。長期利用に縛られず、自分のペースで自由に選べる点が大きな安心材料です。
3. 楽天ポイントが貯まる・使える
楽天ひかりの利用料金を楽天カードで支払うことで、毎月の支払いに応じて楽天ポイントが自動で貯まります。また、貯まったポイントは、月々の光回線料金に充てることもできるため、無駄なく活用できます。楽天市場や楽天モバイルなど、楽天の他サービスを日常的に使っている「楽天経済圏」ユーザーにとっては、ポイントの循環がしやすく、よりお得感を実感できる仕組みになっています。
4. 全国で使える(フレッツ光と同じエリア)
楽天ひかりは、NTTのフレッツ光の回線網をそのまま利用して提供されている「光コラボレーション型サービス」です。そのため、全国のフレッツ光提供エリアで利用可能。都市部はもちろん、地方や郊外でも対応しているケースが多く、引っ越し先でも同じサービスを継続しやすいというメリットがあります。

楽天ひかりのデメリット
1. 通信速度は平均的(速いとは言い切れない)
楽天ひかりはフレッツ光の回線を使っているため、通信速度は基本的に「安定していて標準的」です。ただし、独自回線を持つNURO光(最大2Gbps)やauひかり(独立ネットワーク)などと比較すると、極端な高速通信を期待する方には少々物足りなく感じる可能性もあります。とはいえ、通常の動画視聴・テレワーク・オンライン授業などにはまったく問題ない水準です。
2. 開通まで時間がかかることがある
申し込みから実際の開通までにかかる時間は、時期や地域によって変わります。特に引っ越しが集中する春先(3〜4月)などの繁忙期には、開通までに数週間から1か月以上かかるケースも。なるべく早くネットを使いたい方は、早めに申し込みを済ませておくか、必要であれば一時的にモバイルWi-Fiのレンタルを検討しても良いでしょう。
3. サポートはややあっさりめ
楽天ひかりのサポート体制は、チャットやメール、公式サイトのFAQが中心で、電話サポートもありますが、対応時間や内容には限りがあります。とくに「電話で丁寧に説明を受けたい」「設定まで手厚くフォローしてほしい」という方には、ややあっさりと感じることもあるかもしれません。ただし、インターネットやスマホの設定にある程度慣れている方であれば、問題なく対応できるレベルです。
どんな人に楽天ひかりはおすすめ?
- 楽天モバイルをすでに使っている方
→ 1年間無料の特典を最大限に活用できます。 - 楽天市場でよく買い物をする方
→ 楽天ポイントがたまりやすく、支払いにも使えるので経済的です。 - シンプルで安価にインターネットを使いたい方
→ 月額料金も比較的安く、契約縛りなしで安心です。 - スマホとインターネットの支払いをまとめたい方
→ 請求を一本化できるため、家計管理もしやすくなります。
このように、楽天のサービスを普段から利用している「楽天経済圏」の人にとって、楽天ひかりは非常に相性の良い回線と言えます。
まとめ:楽天ひかりは「楽天経済圏の人」に超おすすめ!
楽天ひかりは、他社にはあまり見られない「契約縛りなし」や「楽天モバイルとの併用で1年無料」など、自由度とコストパフォーマンスのバランスに優れた光回線サービスです。シンプルでわかりやすい料金体系に加えて、ポイント活用や全国対応といった面でも非常に使い勝手が良く、初めて光回線を契約する方にもおすすめできます。
もちろん、爆速ネット環境や特別なサポートを求める方には他の選択肢もありますが、「なるべく安く、シンプルに、気軽に使いたい」という方にとっては、楽天ひかりはまさに最有力候補となるでしょう。

ここまで読んでくれたあなたなら、もう光回線選びも怖くないはず♪
自分にぴったりの回線、焦らずじっくり選んでね!