本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

大多喜城でのお花見の魅力とは?

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見は、千葉県大多喜町にある歴史的な城を舞台に、春の風物詩である桜を堪能することができる素晴らしい機会です。城跡には約250本のソメイヨシノが植えられており、春になると一斉に咲き誇ります。

大多喜城は、徳川四天王の一人である本多忠勝が初代城主となった城で、明治4年に廃城となりましたが、昭和50年に復元されました。現在は県立中央博物館大多喜城分館として、本多忠勝や大多喜町の歴史や文化を紹介しています。

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

お花見イベントでは、白い壁に映える桜や、天守閣から見渡す桜並木など、美しい景色を楽しむことができます。また、町内のさまざまな場所で行われる催し物も見逃せません。

琴の演奏やお茶席、謡曲、よさこいなどの文化芸能は、大多喜城の歴史的な雰囲気にぴったりです。地元の農産物の直売もありますので、新鮮な野菜や果物を味わうこともできます。

大多喜城の歴史と文化に触れる機会

大多喜城の白い壁に囲まれた天守閣は、桜の花びらが舞う中で美しく映えていました。天守閣からは、町内や周辺の山々が一望できます。天守閣内では、本多忠勝や大多喜町の歴史に関する展示がありました。

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本多忠勝は、関ヶ原の戦いや大坂の陣などで活躍した武将であり、徳川家康から重用されました。大多喜町は、江戸時代には本多家の領地であり、幕末には開国派の志士たちが集まった場所でもありました。展示品には、本多忠勝の甲冑や刀、開国派の旗や書簡などがありました。歴史好きにはたまらない内容でした。

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

大多喜城では、歴史と自然、文化と芸術に触れることができます。春の訪れを感じながら、贅沢なひとときを過ごすことができました。

本多忠勝の居城、大多喜城について

本多忠勝といえば、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、徳川家康の四天王の一人として知られています。彼の居城として有名なのが、千葉県にある大多喜城です。この城は、本多忠勝が関ヶ原の戦いの後に入封した際に築いたもので、現在は県立中央博物館大多喜城分館として公開されています。

まず、大多喜城は、本多忠勝が築いた当時から現在までほとんど変わっていないという点が特徴的です。本多忠勝は、築城の際に周囲の自然環境を生かし、山城と平山城の要素を組み合わせた独自の構造を採用しました。

そのため、大多喜城は、山頂に本丸を置きながらも、平地にも曲輪や堀を配した複雑な形状をしています。また、本多忠勝は、築城の際に石垣や櫓などをほとんど使わず、土塁や竹やぶなどを利用した自然な防御を行いました。

大多喜城は、他の城と比べて非常にシンプルで素朴な雰囲気を持っています。このように、大多喜城は、本多忠勝の築城思想が色濃く反映された歴史的価値の高い城です。

県立中央博物館大多喜城分館にある収蔵資料のご紹介

歴史的に価値の高い資料が多数収蔵されています。その中から、いくつかの見どころをご紹介します。

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう
  • 本多忠勝の肖像画:徳川四天王の一人である本多忠勝が自ら描かせた絵画です。千葉県指定文化財です。
  • 松平氏の甲冑:大多喜藩主松平氏が使用した甲冑です。松平氏の家紋である三ツ反扇が各所に施されています。
  • 徳川家の刀拵:梨子地漆に金銀の粉末を塗った鞘に、三葉葵紋が散らされた刀拵です。徳川家に関係するものと考えられます。
  • 白革威腹巻:上級武士から下級武士まで着用された鎧です。鹿革で威した珍しいもので、室町時代に多く使われました。
  • 大薙刀:南北朝時代の代表的な大薙刀です。80cmにもおよぶ刀身と製作当時そのままの茎があります。国の重要文化財です。
  • 森家文書:大多喜藩主松平氏の弓術師範をつとめた森家の文書です。弓の競技を図示したものなどがあります。
  • 刀『無銘』:備中国青江派によって作られた南北朝時代の刀です。佐倉藩の堀田家に伝えられたものです。
  • 紺糸威鎧:江戸時代末期に作られた復古調の甲冑です。幕末の水戸で作られたものです。
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本多忠勝のシンボル「蜻蛉切」とんぼきりとは

「蜻蛉切」と呼ばれる槍は、忠勝のシンボルの一つで、蜻蛉が刃先にとまっただけで二つに切れてしまう、という逸話があるほどの槍です。

原物は個人所有で、現在は静岡県三島市の「佐野美術館」に寄託・保管されています。

笹穂の槍身で、穂(刃長)1尺4寸(43.7センチ)、茎1尺8寸(55.6センチ)、最大幅3.7センチ、厚み1センチ、重さは498グラム、樋(刃中央の溝)に梵字と三鈷剣が彫られています。

三河文珠派、藤原正真の作である。また、蜻蛉切の「写し」として刀工、固山宗次が1847年(弘化4年)に作成したものが東京国立博物館に所蔵されています。

また、大多喜町出身のグラフィックデザイナー福田彰宏さんが描いたイメージも有名で、このミュージアムショップで紙袋で販売しておりました。

春の訪れを感じる大自然との調和

日本の歴史に名を残す武将、本多忠勝。彼が築いた大多喜城は、千葉県の山間にそびえる白亜の城です。この城は、春になると桜の名所として知られています。城内や城下町には、約300本の桜が咲き誇り、見事な景色を作り出します。桜と白い城壁がコントラストをなし、まるで絵画のようです。

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

この時期には、大多喜さくらまつりというお花見イベントが開催されます。城内では、本多忠勝にちなんだ武者行列や鉄砲隊の演武が行われます。また、琴や謡曲などの雅な文化芸能も披露されます。城下町では、地元の特産品や食べ物の販売や、よさこいや太鼓などの民俗芸能が繰り広げられます。

本多忠勝の居城、大多喜城でのお花見を楽しもう

大多喜城でのお花見は、歴史と自然と文化が一体となった素晴らしい体験です。春の陽気に誘われて、無料の駐車場もありますので、ぜひ足を運んでみてください。